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批判の理論

批判は誰もされたくないと思うんです。
相手に批判しているつもりがあるかどうかは別として、
自分が「批判された」と受け取ってしまうようなことがあると、
かなりブルーな気持ちになります。
他人へは「そんなこと、気にすることないよ」って軽くアドバイスできるような事も
自分が言われると、結構メンタルに来て、引きずるものです。

でも、簡単に言えば、批判は誰でもされています。
(影で何か言われているかもしれない、という可能性の話ではなくて事実として)
自分もまた、誰かに、何かに、批判しているから。
自分がしている事は、必ずされている。
視覚化しているかしていないかだけの違いです。

わかりやすい例で、例えば個人で起業したとします。
ビジネスですから、繁盛することは目的の一つとして自然にあります。
お客様の目を引く、より価値のあるサービスを提供しようと思ったら、
自分だけができる事、人と違う事、などを打ち出していきます。
(差別化せず、どこにでもある事をビジネスという形でやりたいという稀な人は除きますが)

「人と違う」をそもそも選んでいるんです。
人と違う事を視覚化(商品化)しているんです。
「人と違う」を選んで実践しているのだから前提がもう「人と違う」んです。
違う事をしているのだから、それに対する反応も自分と違う人の方が圧倒的に多いはず。
それがオリジナリティというものだから。

「違う」は、何の感情も持たない単なる「違い」ですよ。

潜在的な(これから買う可能性のある)お客様から見れば、
自分のできない事、自分の考えと違うものが、そこにあるわけで、
人によっては新鮮で魅力的に映り、人によっては不安が生まれ嫌悪になる。
(ここでやっと感情が生まれます)
その「嫌悪」側に出たものが、「批判」の種になるという事です。

だから単純に数の問題で、売れれば売れるほど(注目されれば注目されるほど)
アンチは増えるのです。アンチが嫌だからと言って、多くの人が「あーそれね、あるある」って
安心できるようなありきたりのものを売っても、批判こそされないけれど、ビジネスとしては面白くないと思います。
で、そういう場合はおそらく利益に繋がっていかないです。

「魅力的に映る」も「嫌悪」も、相手の心を動かす、という点では同じです。
同じものを発信して、たまたまそのどちらかになるだけの事です。
そのどちらになるのかは、あなたではなく、受け取り手の問題です。

そういうわけで、起業して売れたい人、自分のサービスが繁盛してほしい人は
批判も受け入れる覚悟が必要なのです。(批判も称賛も同じものですから区別しないことが大事なのです)
で、本当にその「批判」がわんさかやってくるかと言えば、
結果として、あまりそのような事にはならないです。
まず、自分の提供しているサービスが、最高のものだという自負があれば
(他人からの評価ではなく、自分が愛して尽くした最高のものだと自分で思えているか)
批判がきても、そのサービスを一番良いと思い、理解しているのは自分なのですから、
「自分に何か問題があったのではないか」と自分を疑う必要がなくなります。

もちろんミスはします。私もします。
でもそれは、批判とは別物なのです。ミスという「事実」
こちらは真摯に受け止め、できる対応をしていく。
ミスを指摘されただけなのに「人格否定された」とショックを受ける人もいる。
それは分けるべきことを一緒にしているだけです。否定されたと捉え、感情が揺さぶられるようですが、
そうではない、という事です。

ビジネスの根本的な話ですが、ビジネスは、感情を切り離しておく必要がある部分があります。
感情的になるな、とか、冷徹になれ、という意味合いではなくて、
「起こった事実」そのものに感情的になると、判断と対応を見誤る、という事です。

で、戻しますが

批判って、悪いもののようなイメージがありますが、
自分と違う価値観に対して、人はそもそも批判的なのです。
そこで議論が生まれ、一緒に新しい価値観やサービスを作り上げることもできるものですから
物事をより良くしていくためには、必要なものなのですね。

そもそもその「あれより使いやすいものを考えたい!」というような批判的発想から
新しい商品、ビジネスが生まれたりするのですから、自分も常にどこかで
何かを、または誰かを、批判対象として見ている部分はあります。

起業していない人にとっては関係ない話のようですが、
例えば普通に専業主婦をしていて、特に批判されるような覚えもない人の場合も
批判はされています。

ビジネスは価値観を視覚化(商品化)しますから、批判も視覚化されますが
そうでなければ視覚化されないだけで、批判が「ない」わけではないんです。

視覚されなければ「ない」のも同じだと思えば、もちろん穏やかな日常を選ぶことも自由です。
でもうかつに人を批判すると(言葉に出したり視覚化させると)同じく言葉や視覚化で
自分にも返ってきます。自分の信念に基づいた批判であることが大事です。

炎上商法や、何かをすると批判も大きくなる芸能人の方など「心臓が強いなー」なんて思っていましたが、
案外、全く前提が違うのだと思います。批判に耐える精神力があるのではなく、
そもそも批判をマイナスのものと捉えていないんだと思います。
そして、自分を信じる力が強いのだと思います。

私も批判については、経験上、色々と考えてきました。
でもその「批判」から、私は多くの事を学びました。
ポジティブ思考とか、頑張って良い方向に考えようとしたわけじゃなくてですね、
きちんと見ると本当に学びがそこにありました。
批判も自分へのメッセージで、何かを教えてくれるものだからです。

ところで、ちょっと痩せてきました。
体重は落ちず、サイズが若干落ちています。
(私の中でそういう前提になっているのかしら)
ひとまず様子を見てみます。


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by 4cubes | 2016-07-17 09:43 | 潜在意識

一元視点で物を見つめ、物理化学の視点での引き寄せ、人の性質の分析解析を得意としています。、現在個別対応のみ承っています。


by のりこ