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他力の使い方

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(画像はサイトからお借りしました。尊敬を込めて)

ニシノアキヒロ氏の「魔法のコンパス」をおすすめしていますが、
クラウドファンディングで、絵本「えんとつ町のプペル」に関する
秋の個展の資金を集めていらっしゃるので私も支援してきました。
https://camp-fire.jp/projects/view/10837

まさかの分業制絵本。
他力を使うというのはこういう事。
で、その他力の前に、自分のまっすぐ「想い」があること。そこにブレがない事。
私利私欲と罪悪感ではこれができないし、
クラウドファンディングという在り方が支持されてきているという事は、
どんどん人と繋がって、どんどん人の力を使っていこうよ、という世の中になってきていて。

私にも強烈に毎日「人と繋がる」というメッセージが来ます。

●「人と繋がる」事に特化した講座に(しかもVIPで)行く事になった(なぜ?)
●「人と繋がる」系のアイデアばかり浮かぶ
●先日浮かんだ大きなビジョンもまさに人と繋がること。
●買った本は読んでみると「出会い」(←出会い系じゃないですよ)「繋がり」「和」の内容ばかり
(おすすめされて中味を確認しないで買った本も、おすすめだと借りた本もそればかり)

もちろんこれは魔法などではなくて、私自身が「人と繋がる」にフォーカスして世界を見ているだけの事なのですが、
それでも、これまで考えてみなかったものばかりが飛び込んできて、動揺もしています。

1人が好きな私が考えてもみなかった「人と繋がる」事には、正直恐れがあります。
同時に、1人で完結することは私の「得意」でもありますが、逆に言うとそれ以上にならない。
その先へ行こうとしているんだと思います。
でもね、1人だってまだ充分ではないところにいるというのに
今でも充分幸せなのに、

飛び出すの?
飛び出したいの?

戻しますが、他力の話。
「スムーズに離婚したいんです」という望みが仮にあったとして
人に相談したとします。一応自分では、この人ならと思って相談しても
「そんなの無理じゃない?」という返事が返ってくる場合もあります。
そんな時、どうしますか?

たいていの人は「そうですよね、無理ですよね」となって諦めるか、
「私の気持ちを分かってもらえなかったわ」と失望するか、です。

でも、人は、何かを相談された時に、まず自分の価値観で返事をします。
「そんなの無理じゃない?」
それは、その人の見ている世界に「スムーズな離婚」がこれまでなかったとか
聞いたことがないとか、要はその人の世界観がそのまま出るわけです。
それが最初の反応。
「あなたが」スムーズに離婚できないと言っているわけではないんですね。
「私は(今は)こう思います」という事でしかない。

でもあなたの望みは誰が何といっても「スムーズな離婚」なのです。
それを「他の人がこう言っているからやっぱり無理よね」と「決めて」しまう事もできるし
それならそれでもちろん良いのですけれども。
でも、そこで食い下がって「やっぱりスムーズに離婚したい」と思ったとしたら。

次の手は、他に相談できる人を探すのではなくて(それも良いですが)まず目の前のその人に
「じゃあ、スムーズに離婚するためにはどんなアイデアがあると思う?」と聞く事です。

目の前の人は同じ人ですが、さっきと状況が変わります。
さっきは何も考えずに自分の価値観で答えただけですが、質問が変わることで
その人は、これまでなかった「可能性」を考え出します。

そこで、新しいアイデアが出る、かもしれない。

そこが他力の使い方のコツです。
想いを放つところまでは勇気を出して自分でできる。でもその先は、上手に他力を使うには
「質問力」です。相手から、自分の欲しい答えを引き出すんです。

最初の質問で「自分を否定された」と捉えたらそこで終わります。
でも人はそもそもこちらの聞き方に応じた返事をしてくれるので、聞き方が大事なのと、
そこで終わりにしないで、一度目で得た返事をもとに質問を変えていくと、
次の答えがもらえたりします。会話が広がることで1+1=3になっていく
また、何かのきっかけで人は意外と思い込みもすぐに変わるものです。

ちょっとした「粘り」も、自分の願いを叶えていくにはあると良いと思います。
それを「諦めない」とも言うのですが「諦めない」ってどこか根性論に聞こえるけれど、
本質はもっと現実的なものです。
今の状況を淡々と捉えて、違うと思う事はその方向を変えてみる。
いかに客観的に見て行動できるか、です。いかに自分だけで何とかしようと思わない事です。
で、そこに感情を入れるから「できない~」とかなるし、苦しくなるけれども、
感情を入れずに「じゃ、どうする?」となると「できるためにはどうしたら良いか」という発想になるので、
次の一手が見えてくる、というそれだけの事なのです。

数学の図形問題で、とある角度や面積を求めるために、1本の補助線を入れることがある。
他力ってそんな感じ。そこで一気に答えが出る。
「線を入れてみよう」と思えるかどうかはセンスですが、
「線を入れている人がいる」と認識できれば、自分にもできる世界があるという事です。
そのうち「ここに線を入れたら答えに結びつきそうだ」という事さえ感覚でわかってくるでしょう。

このブログに出会ってくれて、ありがとうございます!


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by 4cubes | 2016-09-07 12:06 | その他

一元視点で物を見つめ、物理化学の視点での引き寄せ、人の性質の分析解析を得意としています。、現在個別対応のみ承っています。


by のりこ