暗示

子どもに怒りながら、自分も怒りがエスカレートするのはよくあることですが、それは自分が自分の言葉の暗示にかかっている状態だと言えます。
子どもに向かって「片づけしなきゃダメでしょう!」と言いつつ、言葉は自分にもしっかり届き、それがトリガーになって自分で自分の「できていない事」を掘り出します。何度も言葉にすると何度も強く暗示をかけている事になり、更にそれを強く証明するために、怒りは大きくなる。
だから人に怒っているんだけど、その本質は自分に怒っているということになります。
子どもが、宿題でも片づけでもお手伝いでも何でも「できていない」ように見える時、必ず自分にも「できていない」事がある。
もし自分ができていたら、子どもに限らずですが人の「できていない」が目に入ることはないからです。
(自分の世界に「できていない」がないから)
無意識ですがその後ろめたさが怒りとなっているわけですね。

よく「怒る」と「叱る」は別で~、みたいな話もありますが、なんかどっちでも一緒だという気がします。
「叱る」という聴き触り良い言葉に都合良く置き換えて「怒る」を見ない事にしている方が、むしろ複雑にしているところがありそうに個人的には思います。
怒っても良いんですよ、それが本音なら。ジャッジじゃないならね。
「怒らない育児」も、今はどうかわからないけれど、問題(と思える事)の本質をわからなくしている気もします。

よく「相手に言う事は、自分が自分に言いたい事」という言葉がありますが、何となくイメージできますか?
連絡なしに夜遅く帰宅したご主人に向かって「こっちは夕飯作ってるんだから、一言連絡するべきでしょう!」と言いたいとします。
この時に何が起こっているかと言うと、まず「連絡するべき!」というのは自分だけの価値観です。「普通そうでしょう!」とかね。ジャッジです。
そこで相手に「連絡すべき」を言う言葉を放つわけですが、この時、同時に自分へも暗示をかけています。
「連絡すべき」って。
「こういう時は連絡をすべき」という価値観を、です。
だから、相手に怒っているように見えて「私も連絡をきちんとする人間でいなくてはならない」という価値観を自分で自分に植えつけ、その通りにしようと無意識に働きます。有言実行させられてしまうわけです。
もしできなかったら、自分で自分にダメ出しが入ります。
自分の事を許せなくなっていきます。
人に何かを求めることは、自分で自分を苦しめる行為でもあると言えます。
自分だって連絡できない時があるかもしれないのに、それは許されないと、自分を無意識に追いつめます。

相手に怒る時「連絡すべき」という価値観が先に頭に出てきやすいですが、なぜだかわかりますか?
それは、相手をコントロールできるような気がするから。相手が納得しやすい気がするから。(気のせいですが)
でも人間はそこまで単純じゃないし、そういう時相手は「連絡がどうのこうの」ではなく「相手にコントロールされようとしている」方を察知し、警戒します。
そうすると自分も価値観を先に出して本心を言ってないし、相手も心を開けないわけです。
表面的にしか和解できません。(事象的に同じような事を繰り返します)

こういう時「連絡すべき」と思ったとしたら、その奥になる自分の本心はなんだろうと考えます。
「連絡してほしい」「なぜ?」「ご飯作ってるから」「なぜご飯作ってるから連絡ほしい?」「連絡くれたら私、頑張らなくて良かったじゃん」「でも明日食べられるから無駄にはならないよね。明日の朝ご飯作らなくて良くなったわけだし」「そっか、じゃあなんで?」「自分が頑張っているのを理解されていない気がしたから?」「そうかもしれない」「気遣いがほしかった?」「そうかも」…と掘り下げていくと、本音が見えてきます。

そうしたら本音の、例えば「気にかけてほしかった」を伝えることができます。
それはジャッジじゃなくて、本音です。
それを怒りながら言ってもいいんです。本音は怒っても大丈夫なんです。
「怒ってはいけない」と錯覚する人もいるのですが、ジャッジの怒りは相手を強制的にコントロールしようとしますが、本音の怒りは単なる魂の叫びですから。
相手に伝わらないはずはないのです。(ここを怖くて言えなくて、何かしらため込んでいる人は多いのですが。特に男性に対しては本音を言わないと伝わらないし、本音を言って嫌われることはないです。一瞬驚いたとしても本音にはちゃんと向き合います。男性は本質的にとても優しいし、女性のためにできることをしたい。でも読むのは下手だから、本音を言ってくれない事にはさっぱりわからない、どうして良いかわからない、それだけです。そこにどんな無意識が隠れているかと言うと、男性は、女性の本音を受け止めて、その女性の笑顔を自分で取り戻せたと、自分がいるとその女性が笑ってくれていると感じることで、そこでやっと安心して自分も本音を出せる、です。男性自身も自分を解放したいんですね。数字関係なく本質的に。数字によりその性質の出方は違いますが根っこは同じです。ちなみに女性には「読んで」もらえる可能性もあるけれど「間違って読まれる」事もおおいにあるので、その場合とってもめんどくさい。いずれにしても本音を伝えるのは大事ですね)

で、ここで「だから気にかけてよね」と、言葉にするしないに関わらず相手をコントロールしては意味がないんです。
本音を聞いた相手が実際どうするのかは、相手の領域になります。
でも自分がただ本音を言うだけで、結果的に見ている事象が変わるということが殆どです。
なぜかわかりますか?自分が本音を言えたという事は、自分が自分に本音を言うことを許した、という事になりますから、相手のすることが気にならなくなり、逆に相手がくれる小さな優しさに気づきやすくなります。自分に寛容になることで世界を寛容に見る事ができるから、それが前提になるから、世界は優しい事象で返してくれるという事です。

だからすべて自分。
自分次第でどこまででも幸せになれる。
何度書いても、じーんとします。自分次第なんです。
お金も能力も何もいらない。ただ自分の意識を変えるだけ。
そんな幸せな事ってあるでしょうか。

私は性質的にパートナーと感情的なケンカはしませんが、息子とはします。
でもその中味は同じです。自分の本音をきちっと見つめ、正しく伝えることだけ。
解決しようとか、何とかしようとか思わない。
中3息子から返ってくる彼の本音は、本質的で感動的です。
(成績表の半分がですがそんなの関係ないですよ。というかこれ4とか5だったら逆に私は気づけなかったと思う。勉強できるからって理由をくっつけてた気がする)
本音の世界観ってとても美しいです。
自分が本音を伝えたら、それを見せてくれる。自分次第!
この時期の子育ての極意はそんなところにあるのかも。

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基礎講座の宿題提出、ありがとうございます。
(まだの方も急がなくて全然大丈夫ですから。そして強制ではないです)
でも宿題添削していて気づきましたが、とても勉強になるので、おすすめですよ。

応用編の日程について皆さんにメールしていますが、適当なところで締め切って決定しますね。
あと、大阪での開催を目論んでいます。
11月末か12月初旬に基礎講座を開催する予定です。応用講座(1月とか)とセットにするかも検討中。

人数と場所が確保できそうな場合は、もっと遠くも出張いたします。


■ HP
■ お問い合わせは こちら からお願いします。

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Commented by ちは at 2016-10-28 15:59 x
大阪 !!参加したいなぁ…東京も思い切って参加しようかと思ったのですが、大阪でも、と書かれていたので今回はそれを待とう!と待っていたのです(๑˃̵ᴗ˂̵) だからとっても嬉しい!
子どもの成長、一緒になって彼らの感情にのみ込まれています。で、自分が苦しい…
こんな現状に自分が戸惑っています
Commented by vitablommor at 2016-10-29 11:48
人はジャッジされることに対してとても敏感だから(ジャッジされてると感じた時点でもう嫌になる)、イライラ、きーっ!ってなった時はアイメッセージ(私はこう思ったとか)で伝えなさいと本で読んだことがあり、今回のブログのお話もなるほどーと思うのですが、そもそも自分が怒っているときに、自分の本音はなんだろう?と探るのがとても難しいです。怒りの裏にあるのは、たいがい困っているか傷ついているかどちらかだな、とは思うのですが。
「本音を掘り下げる」とか「自分の本当の望みを理解する」ということが、自分のことなのになんか本当に難しいです。

ところで基礎講座ですが、今後、平日開催の予定はありますか?
Commented by 4cubes at 2016-10-30 20:23
> ちはさん

ありがとうございます。1人だとどう捉えていいか、わからず深みに入りやすいですよね。大阪開催準備中です。もう少しお待ちいただけたらと思います。
Commented by 4cubes at 2016-10-30 20:49
> vitablommorさん

「できない」のが標準で「できるようになる」と思うと「今、ない」となり「できない」と考えたりして現実化してくれませんが、もともとジャッジのない世界が標準で、そうなっていないところだけを元に戻す、という発想ですね。
「ジャッジしないのが標準だとして」じゃあ私は何にジャッジを、相手にも自分にもしているのか。それを、最初はバトルが終わってから考えます。
それを重ねていくと、バトルしながら考えられるようになってきます。
今度は、バトルの最中に修正できる。そして、バトルにならないようになっていきます。

今の自分の脳でいくら考えても、前提が「今の(変わる前の)自分の脳」なので、何をどう考えても今の状況から、前提が変わっていないので現実も変わりません。
だからまず、現実を見て、この現実は何を自分に言おうとしているのか、とよく考えるようにしていくんです。そこでわかった事を次に活かしていく。

「自分の本当の望みを理解する」事は、自分の前提を変えない限り、ブログを読んでいるだけでは変わりません。(ブログを読んでいる自分が今のままの脳だから)
変えるには行動することです。
その最初の一手は、現実に起こったことを見て、これまでと違う脳の使い方をする事です。

基礎講座、平日がご希望でしたらちょっと練ってみますね!
by 4cubes | 2016-10-28 12:13 | 潜在意識 | Comments(4)

成績が悪い・勉強好きじゃない、そんな子とお母さんの本物の幸せを、こころのテクニック・潜在数秘術・不安を取る技術で助けます。


by のりこ
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