自作自演

つまりは、人生は壮大な「思い違い」でできているわけです。

先日の事、パートナーが「知り合いの子(中学生)に「こないだの土曜日、●●にいたでしょ?」と言われたので「僕は、きれいな人と一緒だった?」と聞いたら「ううん」と答えたので「だったらそれは人違いだね」と返事をしておきましたよ」とメールをくれたのですが。
(確かにその日はパートナーと2人でその場所にいましたが)

私はそれを読んで、
●聞かれたのは事実だと思うけど(←そこ創作の必要はないし)
●その後の中学生との会話は彼の創作だ(←普段の会話で私をいじる時にもよくストーリーを作るから。)
と瞬時に、何の疑いもなく信じ込みました。
「きれいな人だった?」と聞かれて普通に「ううん」とか答えるわけないよね???と思ったのが後押ししていました。

そこで、軽く1人でふてくされてたんですね。
で、冷静にこれも自分が言わせてるんだな、この事象を通して私に何かメリットがあるんだな、何かわかんないけど。
でもなんか怒りおさまんないわーと思っていたのですが、彼と話したくなり電話して、本音を話したのですが。
(謝らせようとかそういうコントロールじゃなくて、純粋に伝えたくなったと自分で確信を持ってから)怒ったよ!って。

そうしたらなんとその話は事実だったのでした!
本当にそう言ったんだって。

綺麗じゃないと言われたそれもどうなの?という感じですが。そっちは不思議と腹も立たないんです、自覚もしているし。
そうではなくて事実はどうあれ「彼に」きれいじゃないと言われたことに私は怒っていたのだけれども、そもそも私の解釈が間違ってるだけだった!
嘘だと勝手に解釈して、しかもそのストーリーだって、別に彼が私に直接「きれいじゃない」って言ったわけでもないのに、そのストーリーから私は彼が私に「きれいじゃない」と言った、と解釈したわけです。
その「きれいじゃない」は、彼の言葉だと。
しかも、誰かに言わせた風なストーリーにして、高度で姑息だと(笑)

彼は「自分は綺麗な人といたのだから、綺麗じゃないと言うなら人違いだね」という意味でそう返事したのだそうです。
シンプル!てかそのまんま。

想像力で言うなら、私の方がある意味ずっと豊かなストーリーを考えていたのでした。

こういう事は、事象の差さえあれど本当にいつも起こることです。
起こっていない気がするのは、感情を閉じ込めて事実確認をしていないから。
違和感があってもなかった事にしたり、うやむやにしてしまうから。でもそれは危険な事です。
私はなんだかんだ、違和感があるなら本人に確認しますし、本音を言わずに黙っているという事はないから、そこで自分の勘違いに気づかされますし、そのおかげで勝手な勘違いで人をジャッジしないですんでいます。
些細なことのようで、もしこの事を話さずにそのままにしておいたら、今度からいくら「きれいだ」と言われたとしても、それを信じられなくなっていたかもしれないし、そうすると「綺麗って言われたい」と思っているのに「信じられないから受け取れない」という事が心の中で同時に起こるから、言われても受け取れない、言われなくても不満になり、相手との心の距離がどんどんできてしまいます。

だから本音を出す、というのは、何より相手との詰まりを取って、自分を幸せにしてくれるツールなのです。

それともう一つ「私は【いつも】ストーリー仕立てでいじられているから」という過去データをもとに、その時の彼の言葉を解釈してしまっていて「今ここ」の彼の言葉を純粋に受け取っていなかったのですね。いつもこうだから今回もそうに違いない、と。
そこがすれ違いを生むもとになっているし、私もその場で「それってどういう事?」と聞けたら良かったのですが、解釈なんて自分にとって当たり前で疑う余地もなく、さらに瞬時に起こります。そして解釈から起こる、怒りの感情が先に来ますので、要するにそれどころじゃない。
だからこじれやすいし、こじれて当たり前なのです。
(感情ベースの人は特にそうなりやすいです)

でも、後からでも「あれはどういう事だ?」と振り返り、違和感と感情の正体を丁寧に紐解き、本音で伝えることは伝え、自分を見つめ直すという作業をすることで、不要な思い込みを外して相手と純度の高い関係性を作ることができる。
その丁寧な作業が、自分と相手を信頼することに繋がり、未来を作っていきます。
絡まるのは絡まるのだから、絡まったらすぐほどく。ほどかないまままた絡まると、どんどんほどけなくなっていきます。
最初に絡まったものなんてもう外側から見えなくなってしまっている。そうなる前に、常にほどくのです。
潜在意識でもそうだけど、それ抜きでも当たり前にそういう事です。

ただ、解釈というのは無意識のうちに当たり前に起こるから、そこを疑う事がまず難しいのです。
きっかけは、現実の事象でモヤモヤしたり、悲しいとか怒りとかそういう感情。そこがきっかけになります。
違和感があれば必ずそこでまず立ち止まってみてください。

喜びや楽しい時はそれをそのまま楽しむ。(←自然に自分に向き合えているからそのままで良い)
違和感や嫌な感情は、すみやかに細分化して適切な処置をします。
怒りや悲しみの感情は、どうしても痛みを伴うので向き合いたくなくて、自分じゃないものに意識がいってしまいがちになるので、自分に戻す作業をするわけです。

そうしていくうちに、痛みを伴う自分の愛おしさに気づいてきますし、向き合う事が苦痛ではなくなる。
私は確かに「怒って」いましたが、同時に「わぁ、私こんな怒ってる。なになにどういう事!」ってワクワクもありました。
それまで怒っていないところから、何もないところからいきなり生まれた感情。
純粋に怒っているそれって実は大変魅力的なものでもあるのですが、どうしてかというと「生(なま)」だからなんです。
採れたてっていうか。
生まれたての赤ちゃんっていうか。
それこそ純度が高い、鮮度が良い。
そこには「嘘」がひとつもない。

で、怒る必要がなかった、というところにはあとから気づくわけですが、そういうのはどうでも良くて。
その時に純粋に怒った → 思い込みに気づいた → そういうことかぁ!!!
という、一連の新鮮な流れがあるわけです。
楽しんでいる。
反省しなくても良い。ありがとうと思うだけ。
彼には「ごめんね」って伝えましたが、感覚としては「ありがとう」に近いですね。
(だから罪悪感なし)

今日は息子の誕生日です。(留守ですが夕方合流、ふぐ食べたいんですって)



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Commented by mimi at 2017-02-21 13:01 x
いつも、自分が躓いた時に振り替える時、参考にさせていただいています。

キーワードとなる『違和感』ですが、言葉のニュアンスは分かるのですが感覚としてよくわからないのです。
〝嫌”とか‟不快・不愉快”というものとも違うのですよね…。差支えなければもう少し具体的に教えていただけますか?
それから『解釈』も、〝先入観”や‟思い込み”とは違うものなのでしょうか?
私は、とても思い込みが激しい質のようなので、もう少し詳しくお聞きしたいです。

それからもうひとつ。今回の記事とは関係しないのですが、‟自分を客観的に見たいと思う”時、
それは、‟他人の眼を気にする”世間体と同じものになるのでしょうか?

勝手な質問ばかりでごめんなさい。
可能な範囲で教えてください。


Commented by 4cubes at 2017-02-21 23:01
> mimiさん

こんばんは、いつもありがとうございます。
「違和感」は引っかかるものすべてです。正体がわからないのですから、変な感じとか気になるとかそういうの全てひっくるめてですね。
「解釈」は先入観も思い込みも含んでいます。自分の基準に照らし合わせて出た結論というか、そういうものすべてを指しますので、先入観は入るし、思い込みとも言えると思います。
思い込みが激しい質なんてありません。
だって世界は思い込みでできているのだから。全員思い込み強いです。
で、どうせなら、ハッピーな思い込みで世界を作りましょうっていう話です。

自分を客観的に見るのは、他人は関係ないので、世間体とは同じになりません。
「世間体を気にしている自分」と、客観的に見る感じ。
第三者が俯瞰してmimiさんを見ている状態、と考えれば良いと思います。

私としては言葉の意味を正しく理解しているかどうかよりも、mimiさんは、どうしてそこが気になるのか、がポイントだと思っています。
だから、言葉そのものにはあまりとらわれないで良いと思います。
Commented by mimi at 2017-02-22 21:45 x
あ~・・・自分が嫌な感情と向き合いたくないんだわ、と思いました。
負の感情として意識してしまうとしんどいから、嫌だと思わないようにしてたんだなあ、とも。

自分が悪い人間、ってどこかで思ってて、それが外に出ないように仮面を被っているから、世間体が気になるのかな、なんて。

頭で理解しようと、ついつい頑張ってしまうかも。

ありがとうございました!
Commented by 4cubes at 2017-02-22 22:03
> mimiさん

何かしらお役に立てたらよかったです。
気づいてしまえばあとは良くなるだけですね。

こちらこそありがとうございました!
by 4cubes | 2017-02-19 11:36 | 潜在意識 | Comments(4)

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