お金という道具

超お金持ちの人のお話を直に聞いたので、それと合わせて書いてみます。

昨日出かけた時に、長時間煮込んだスープを、お店でいただきました。
パンもついて1,000円です。
もし自分でパンを焼いて1日スープを煮込めば、もしかしたら1,000円かからないかもしれないけれど、時間を1日そこに使うことになります。
自分がやると手間や時間がかかるものは、お金を使うことで、手間のかかるものをいただくという心地良さを享受しながらも、その分の時間を他のことに使えるという大きなメリットを生みます。

お金持ち(にも色々ありますが)がお金を使う一番の理由はそこの部分です。

飛行機のファーストクラスを例にとってみます。
ファーストクラスというと、私は乗った事がありませんが、豪華でラグジュアリーで体が喜ぶ食事やリラックスできる環境などの付加価値が多くついていることはもちろんですが、それを堪能するだけなら、単純にお金出せば可能です。その時の心地良さをお金を交換しています。そしてそれにお金を出す事が主になっているお金持ちももちろんいるし、そこがないという人もいないと思います。
そして、その気分や感情で良い前提が生まれることで、未来に繋がることも決して間違いじゃないのですが。

で、ファーストクラスは「プラスの豊かさ」だけでなく、搭乗口までの距離が短く、待ち時間も落ち着いて穏やかな時間を過ごせる工夫がしてある。
これは単に心地よさを演出するだけのものではなく、無駄に待ったり並んだり、落ち着けなくて疲れてしまったりという事が可能な限りないよう「ストレスを与えない」という引き算のサービスを提供しています。
そうすると、かける必要のないストレスをエネルギーにして他に回せるし、他に回すべきところがある。
お金を生む人は、お金があるからファーストクラスに乗るのではなく、不要なところに時間とエネルギーをかけないで済むよう、自分の仕事や役割で最高のパフォーマンスを出せるようにファーストクラスを「利用する」のであり、そのためにお金を使うという事なのです。

ただ心地良さをお金で買うだけの行為は、快楽であり、思い出作りです。
でも心地良さを「利用する」ことで生まれる時間やエネルギーを他に向け、そこから何かを生むことは、喜びです。
(喜びという目的があり、そのために色々なものを利用し、そこに必要なお金を使う)

そしてその喜びを目的にすることが「自分を生きる」なのです。
自分の心地良さを選択することは「自分らしく生きる」なのです。

「自分らしく生きる」もちろんこれで生きてもいける。
そして、そして「自分らしく生きる」事が目的でも、引き寄せとか潜在意識の考え方で、物理的に豊かになることができることも確かです。
だから間違えそうになるのですが、実は「自分らしく生きる」事は他ならぬ「自分」を失っていくという落とし穴があります。

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らしい


①根拠や理由のある推量を表す。

②伝聞や推量に基づく婉曲 (えんきょく) な断定の意を表す。

③(多くは体言に付いて)ぴったりした状態、よく似た状態にある意を表す。いかにも…のようである。まさに…と見うけられる。

デジタル大辞泉より

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自分「らしい」とは、自分ではなく、自分によく似たものを指しています。
よく「自分らしく生きよう」なんて言いますが、それ(らしくを意識している状態)は言い換えれば「自分を生きていない」ことの証拠なのです。
つまり「自分らしく」と言えば言うほどそれは「自分じゃない」ことを強化することになり、自分を探すばかりになって、自分からは遠ざかっていきます。
でもそこで「じゃあ、自分らしくはダメなんだ」と思う事も危険な考え方です。
何かを排除して何かを得るのはそもそも、そもそも違うんです。
「自分らしく」も大事だし、なくなりはしないし、また「自分」への段階でもあるし、必要なのは、自分らしいのか、自分なのか、
 
「知る」ことなんです。真に。自分をごまかさずに知る、明らかにするだけ。
何もしなくていい、むしろ何もしないでください。それだけで全ての悩みから解放される。
 
言葉って、使っている言葉がどんな意味を指しているのか、自覚することが非常に大事です。何度も言うけど、似て非なるんです。
そして無意識に放つ言葉は殆どが無自覚なので、なかなか気づけない。自分が属しているコミュニティは自分が作った世界なので、使われている言語も自分には違和感がないものばかりなのです、ほっほ。
だから違う世界に飛び込んで、自分の無意識に気づいていく事はとても大事なのです。
潜在意識が現実を作っているけれど、実は「ことば」が作っているよねと、今なら私もそう思えるのです。
 

戻します。
何かをなすという目的がある場合、お金はどこまでも「道具」です。
そして道具だから、使ってこそ価値がある。
もう1回言うけど、使ってこそ価値がある。
大きなお金じゃなくても、日々の暮らしに使うお金も同じです。
そして、心地良さ、いわゆるワクワクにお金を使う瞬間も大事だけど、その先にあるあなたの喜びに繋がることに、お金を使う事はもっと大事で。
数字だけを追っている時には決して見えないところです。
 
余談ですが、そこがわかっていれば、リオに選手を行かせるのに、エコノミーという選択が本当に良いのか、自ずとわかってくるとは思います。
選手たちのパフォーマンスを上げて結果に繋がることが、選手を含めた日本国民の喜びなのだから、そこにお金を使うのが、個人的には正解だと思います。
目的は「喜び」なんです。自費で飛行機のグレードを上げた吉田沙保里さんは、自分の心地良さというよりも、ご自身の真の役割を認識してその選択をされたのではないかと思われます。そしてそこに、物理的にお金があった、という事です。(想像ですが)
 
もう1つ、お金は時間を短縮する道具でもあります。
自分で自己流で学べば失敗や無駄も含めて遠回りする内容を、すでに同じ事を経て、その極意だけを知っている人から無駄なく学ぶこともできる。
自分の性質を知ることもそうですが、不要だと思う苦労や頑張りを最小限にして、したい事にエネルギーを注ぐこともできる。
量子力学では時間の概念はないですが、我々は時間という概念を持って生きています。その有限の時間を複線で使い、自分の喜びを大きくしていく事もできる。
使った時に生まれる喜びを、お金は与えてくれるのです。
 
「こどもてばなし講座」に来てくださった方が「セッションや講座に出向く意味」について書いてくださいました。
「自分にとって」が必要であると。不特定多数に向けて書いたものでは、個人に真に落とし込むには限界がある。
それはそうなんです。だってだって、どこまでが「自分らしく生きる」でどこまでが「自分を生きる」なのか、別だよ~とブログでは書いていても、じゃあ、個々にとっての「自分らしく」と「自分」の境界も、その中味も、全部人によって違うから。
性質だけじゃなくて、上から下まで全く同じ数字の人が2人いても、その数字の陰陽の出方も違うから。現在地が違う、そして、見たい世界も違う。
 
心理学をされている方って、ある程度軌道に乗ると個人セッションをやめて、講座など多くの人を相手にお仕事するようになる人も多い。
それはそれで大きな富を生むし必要ともされる事ですが、その中で私はなぜこうも、個人、個人に向かっているのか、私にもよくわかりませんし、今後変わっていくのかもしれませんが、今のところ、1人1人と向き合って、というスタンスのようです。
 
 
●3月か4月より長期個人コースを始めようかなと思っています。
3か月とか6か月のようなスパンで、深い部分で「自分を生きる」にシフトするコース。
表面的な悩みとか願いとかそういう事も、すべてを包括し、自分の軸を取り戻す内容です。
使うことばの真の意味を知って、ゆるやかに確実に変えていきましょう。
 
●3月、個人セッションは、個別対応します。
 
●大阪は帰省予定なので何か講座などしたいなと思っているのですが、時期検討中です。
 
●その他講座等、いくつか予定しています。
 
 
 
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by 4cubes | 2017-02-26 12:41 | 潜在意識 | Comments(0)

心の取扱説明書である数秘と、心の仕組みを知って、ほんとうの自分を生きたいと思う人の、心のお手伝いをしています。


by のりこ