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不安は利用するもの

<仕事どころか履歴書書くことができない>

セッションしていて「仕事をしたいのでどんな仕事が数字的に向いていますか?」と聞かれることが多いのですが、数字の性質を見てふと、これ仕事したいわけじゃないなと思い「仕事をする事以上に、履歴書を書く事が嫌じゃないですか?」って聞くと「実はそうなんです!!!」という方によく会います。(私も同じです)
そんな事、人には普段言わないし、言えないし、無意識に「自分はそこまで堕落していない」と思いたいし、だったりして、隠している人が多いですけれども。

私は履歴書書くのが嫌過ぎて、起業しました。
(単に書類としての履歴書ではなくて、その奥にあるものがどうしても嫌で)
履歴書を書かないという強い目的のために、頑張れる事というか頑張っても苦にならないことが多いので、できない事を無理に頑張らずに、そっちをやればよかっただけでした。
世の中には履歴書を書く方が起業するより簡単で易しいと捉える人も多いのに、そこはどうしたって自分は違う。一般的な世間の考え方で自分の選択をしていたら酷いことになっていました。

「〜したくない」の方が「〜したい」よりも強いという事はよくあって、お金欲しいにしても「億万長者になりたい」よりも「明日食べるものにも困る生活はしたくない」の方が恐怖心を煽って、だから実際に働こうとしたりするじゃないですか。
不安は誰にでもある。でもそれを恐れるのではなくて、うまく利用すれば良いんです。
億万長者になる人も「二度とお金に苦労したくない」という気持ちの強さがそうさせたのかもしれない。

不安も恐れも皆が持っているものだけど、その感情を感じている時間が長ければ長いほど、それが自分の世界を支配するから人生が不幸になる。
そして、その感情をすぐ消すことは難しくても(すぐ消せるツールを持つ事も大事だけど)利用するなら皆がすぐできます。
不安というのはある。でもそれはそれで置いておいて、どうしたいのか?何をするのか、に目を向ける意味はそこにあります。

老後に困りたくないから「お金を貯めておく」っていう人や、そのために「お給料をたくさんもらう」って考えの人が多いけれど、それも錯覚でした。
当たり前にみんなが思う事なのに。それがなぜ老後の経済力と安心には繋がらないのかが長年わからなかったんです。
私は自分の判断(安定企業に勤めてたくさんお金をもらって貯めることが違うと感じていること)は(あくまで自分にとってですが)正しいと感じていたのにもかかわらず、なぜそうなのかが説明できなかった。
そこがビジネスの不安定な波となっていたのだなとわかりました。

もう二度と履歴書を書きたくないから、起業する。
ここで「それはワガママだ。仕事するなら履歴書を書かないなんてありえない。贅沢言うな」って私の安心と安定を求める男性性が、「書きたくなーい」という女性性を押さえつけてしまったら、安定してはいるけど面白くもない会社に、堪え難い履歴書を書いて自ら仕事を求め、被害者意識のまま仕事をしていたに違いないと思う。
そんな生活を何十年も送るなんて信じられなかった。
そんな事を、自分が自分に強いるなんて許せないと思う。
理由は説明できないけれど何か違う!っていう自分の感覚を、あの時信じられてよかったと本当にいまでも思う。

ただ、せっかくビジネスオーナーマインドを持っている自分を、仕組みの理解が曖昧すぎた事でこれまでは充分活かしきれなかったなーと思うので(それでもネットでビジネスを10年以上やってこれましたが)これからはどんどん活かしていこう。
そのやり方がわかったので。(もちろんその上でトライアンドエラーです)

私の原動力は、今も「履歴書書きたくない」です。
履歴書を書かないために、できることがすっごくたくさんある。
人は誰でも、こんな事が?というところに自分を大きく動かす原動力になるものが隠されていると思います。そのエネルギー半端ないんです。
だから遠慮なく、根っこにあるワガママな自分を叶えに行く事をしよう。

息子には課題図書として、学校では教えてくれない、お金と人について易しく書かれた本を渡しました。読むかどうかは彼次第ですが。


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by 4cubes | 2017-08-02 18:07 | 潜在意識

一元視点で物を見つめ、物理化学の視点での引き寄せ、人の性質の分析解析を得意としています。、現在個別対応のみ承っています。


by のりこ