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自分探し

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凸版印刷の印刷博物館で開催中の、
「キンダーブックの90年」展に、
彼と行ってきました。

キンダーブックは我が家になかったので、
「家にあっていつも読んでた」という彼ほど
既視感も懐かしさもないけれど、それでも
病院などいろんな所で読んだ記憶があるし
それなりに楽しめるだろうと思って。
でも、それとも違う、予想外の面白さを
発見しました。

ぼーっと作品を眺めていると、
「あ、これ覚えてる。」などの明確な記憶
あるような作品は、視覚と同時に
体感でのフラッシュバックがあります。
私なら、部屋の中を描いたもの、
何かを作る系(きせかえとか)列車、
(機関車とか先頭車ではなく客車)
その頃から、人の暮らしを描いている本を
無意識に選んで読んでたんだなとわかる。

逆に恐竜や昆虫、動物系になると、
全く既視感ないし、何の体感もない。

これが何を意味するかというと、子どもの
頃の自分と大人になってからの自分は、
本質的には何も変わっていないのだから、
自分の「好きなこと」や強みを
知りたいのであれば、子どもの頃に、
作為なく手に取った絵本のジャンルが、
それを純粋に表してくれて、自分を知る
手立てになるんじゃないだろうかと思う。

つまり私なら、明らかに「暮らし」に
純粋な興味関心があって、そのことを
いつも無意識に考えていたのだから、
その後に培った特技とか、頑張って
手に入れた資格なんかよりもずっと、
私の強みの本質になっているんだと思う。

これまでに体感のない海外に行って、
自分探しの旅をするよりもずっと
自分のことを知ることができる。
答えは自分の中にしかないのだ。

それに、今の今まで忘れていたのに、
絵本の表紙を見た瞬間
「体が全てを思い出す」のだから、
これほど確かなこともないと思う。

潜在意識の記憶力って偉大だ。

列車は、ドールハウスみたいに、
側面から中が見えるような絵になって
いるものが、どストライク。
ドールハウスも大好きなジャンルですが
ハマるとやばいという無意識の危機感で、
実はこれまで手を伸ばさなかった事も
思い出しました。
同じ感じで、アリの巣を断面で見た絵。
これも、見るたびに、どこにベッドを
置こうとか、妄想で部屋を移動したり
してたということを思い出しました。

こういった自分の体感を俯瞰して見ると、
別にアリを好きだったわけじゃなくて、
「暮らし」を感じるものから、
イメージするのが好きだったんだな、
私にとってそれは、
息をするように自然にできる事なんだ。
ということが見えてくる。

年齢的に合う人はオススメの展覧会。
14日までやっています。

単位を取るためにか、団体で来てた大学生、
昔は右から表記することを知らなかったのか
「クッブーダンキって何?」「さあ」
なんて会話をしていました。


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by 4cubes | 2018-01-06 17:46 | 潜在意識

一元視点で物を見つめ、物理化学の視点での引き寄せ、人の性質の分析解析を得意としています。、現在個別対応のみ承っています。


by のりこ