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言葉と現実化

「言霊」(ことだま)という言葉がありますが、言葉は本当に現実化しているという事が、ここのところの学びで腑に落ちてきまして。
そりゃ、きれいな言葉を使った方が気分も良いし…とは誰もが思いますが、「どうしてそうなのか」「なぜなのか」というところをとことん知りたくて、ちょっと色々と学び中です。

言葉には想いが入っています。
「ありがとう」という言葉はエネルギーが良い、などとも言われますが、そういう事は知っておくと良いですし「じゃあ使ってみよう」と気分よく使って、上手に自分のものにして開運していくという事もできます。
良い言葉を与えた食物はおいしくなるとか、クラシックをワインや野菜に聞かせるとか、そうすると腐りにくいとか、そういう話も近頃は聞くようになりました。
ただ私は「ありがとうって言ってたら何だか運が良くなった」というだけでは満足できない性格。
エネルギーが~という説明だけでも、スッキリしない。
もう少し理屈で知りたくなります。で、学び、自分なりに考察。

「なぜ」言葉は現実化するのか。人が1人1人持っている前提が現実化しますが、その現実化の仕組みには「言葉」も含まれます。
前提に合わせた言葉を使っているんです。無意識に口を突いて出てくる言葉からは、その前提が見えてきます。
アファメーションという言葉がありますが(自分自身に対する宣言のことであり、良い言葉を唱えることで良い現実を引き寄せるもの)このアファメーションは、たいてい意識して(こういう現実になりたいという想いがあって)唱える事が多いのですが、我々は普段から無意識にアファメーションしています。

例えば誰かに向かってカッとなり「死んでしまえ!」と言ったとします。
それは他人に言っているようで、投影ですから実は自分に言っているんです。
無意識ですから感情がこもっています。
肚から出てきたそれは、強い現実化に繋がります。
そういうのも意識しているしていないにかかわらずアファメーションであり、宣言しているわけです。

願い事のアファメーションは打算が入っていたりするので、感情をこめて(叶ったように)唱えても、最初はなかなかうまくいかなかったり、どこかで「そうはいってもそんなに簡単に叶わないだろう」など疑いがあったりして、現実化しにくい場合も多いかなと思いますが、無意識に放った言葉は、意図していないからこそ(肚と完全に一致しているので)強烈なアファメーションとなるのです。
自分ではそんなこと願っていないつもりでも、無意識に言葉と一緒に放っている。現実化しやすいのです。

という事が、実は起こっています。
だから、言葉には気をつけた方が良いんです。
ポジティブな言葉で願いを引き寄せようとするよりも、実は、使わない方が良い言葉を使わないようにする方が先かもしれません。
良い言葉を使いましょう、ネガティブな言葉は避けましょうというのは、気分や精神論の話ではないのです。

例えば「私なんて死んでしまえばいい」とか「どうせ私なんて」というのはもちろん
「できません」「無理」←これが口ぐせの人は成功しないと、ホリエモンも仰っていました。
できない気がすると思うから「できません」と言っただけのように思うかもしれないけれど、実はそれは「できないと決めました」という意味になります。
アファメーションというのは「そうなります」と宣言していることになるので、その方向に現実が動くのです。
無意識の方が潜在意識の宣言ですから、現実化の可能性はかなり高い。
あとは普段から使っていそうな、意味のない「ごめん」「難しい」そして「とりあえず」
もちろん私も、絶対に使っていないという事ではないのですが、そういう言葉は少ない方が良いです。

「とりあえず」というのも、人生が良い方にいかない言葉です。
決心を後回しにしているんです。やってみてから考えます的な。逃げ道を感じる言葉です。やる気あるの?みたいな。
肚から決めないと、人生は変わらないし、良い方向に行きません。
「とりあえず」が口ぐせの人は、ずっと「とりあえず」な人生が続きます。
この話は先日行った講座でも出ていて「とりあえず」は「まずは」に置き換えるようにしましょう、と聞きました。
「まずは」と言うと、次がある、次に進む、という前提になりますから現実は変化していく。なるほどです。
「お金がない」も同じなのです。
「やっても無駄」「あの子には勝てない」自分で自分の制限を決めて、宣言している言葉。
そこで終了してしまう言葉です。
「これでいいや」は私の人生はこの程度なのでこれで妥協します、という意味だし、
「もうこの年齢だし」は私は年齢のせいにして、チャレンジをやめました、という意味になるのです。

「やってみないとわからないじゃん」と言って励ますあの言葉は、単なる元気づけや気休めなどではないんです。
成し得る可能性を現実に作っている言葉なのです。
ま、心がこもっていなければ意味がないのですが。

無意識に放つ言葉に力があるという事ですから、それがポジティブであればあるほど、良い事が現実化していく、というのはわかるかと思います。
ネガティブであればあるほど、ネガティブが現実化していきます。
まわりを見てみると、多くの方が、ネガティブの言葉をより自然に放っているんですよね。
現実化しそうな言葉が本当に放たれている。
「嫌なニュースが多い」「お金ばっかりかかる」「最悪!」「むかつく」「仕事がない」
「言う事聞いてくれない」「別れたいけどお金がねー」「何かあった時のために」……

これを何とかしていきたいところです。
最初はうっかり「お金ばっかりかかる」と言ってしまいますが、その後にすぐ「…ような気がするけど」とつなげる。「嫌なニュースが多い…気がするけど」「最悪…とか思っちゃいそうなんだけど」「仕事がない…ように見えるけれど」と、言葉の使い方を変えてみる。少しずつ良い言葉にしていくと良いと思います。
Amazonの辛口レビューも、自分に返ってきます。
(辛口を書くなという意味ではないのですが。説明すると長く複雑になるのでここでは省きます)
とにかく、外に放ったものは、全部自分に返ってきていると思っておけば間違っていないです。

ところで日本には「謙遜」という言葉がありますが、この謙遜は必要なくて、謙虚を意識すると良いと思います。
謙遜が美しいという背景があるから、自分を低くする、自分にネガティブな言葉を言う(「そんなことないですー」とか)わけですが、自分を下げることなく美しい言葉が使えると良い気がします。

●謙虚→ひかえめでつつましやかなさま。自分の能力・地位などにおごることなく、素直な態度で人に接するさま。
●謙遜→自分の能力・価値などを低く評価すること。控え目に振る舞うこと。

呪術なども、言葉や文字を使いますよね。
霊感がない私ですが、お経で結界が張られるのは感じたことがありますが、あれも言葉の力。

無意識に放った言葉は潜在意識がセットなのだから、それがそのまま現実化すると考えると、自分が叶えたい事も無意識に言葉に出るくらいの前提にしてしまえば良いわけです。それが難しいと考える方は多いかもしれませんが、願望を叶える事そのものではなく「難しい」と考えることが、現実化を難しくしているのです。


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by 4cubes | 2016-10-31 21:36 | 潜在意識

一元視点で物を見つめ、物理化学の視点での引き寄せ、人の性質の分析解析を得意としています。、現在個別対応のみ承っています。


by のりこ