50と50

例えば、大好きな人や家族と入るデニーズと、
おつきあいで嫌々入るデニーズは違う、
という事はよくわかると思うのだけど。

例えばデートだとして、
一緒に過ごす場所は大事にするけれど、
それはこだわりの名店や、よく考えられた
おしゃれなカフェばかりに行くという
そういうことではなくて、
その日のその時の状況や気分に合わせて
上等のお店のこともあるし、
ファストフードの事もある。
夕飯を凝って作る時もあれば、お惣菜の日も
あるというのと同じです。

上等なレストランならそれなりに、
ファミレスならファミレスなりに、
大好きな人と一緒に入った時、
何となくシェアを意図して違うメニューを
選んでみたり、楽しい会話をしながら
食べたいものを選んだりすると思うけれど
どっちも同じように丁寧であるという事が、
大事なのだと思います。

上等だからそれなりに振る舞うけれど、
ファストフードなら雑になっていいって
そういう事じゃないと思う。

それは、相手との間にある関係性を
デザインするという感覚が近い気がする。
場所や時間、お金、空間、といった
条件にかかわらず、またその条件をうまく
つなぎ合わせて、その時のその相手との
ちょうど良い、を作り上げるという感じ。

それはもちろんデートだけでなく、
家族との間、仕事との向き合い方、
好きなことをする自分、全てにおいて。

そして、もう1つ言える事があって、
こっちの方が実は陥りがちな事なのですが、
好きな人と一緒なら何を食べたって美味しい
っていうのは誰しもあるけれど、
だからといって、美味しくないものが
出てきて良いっていうわけじゃない。
ファストフードで味を求めるとか、
求めないとかって、そういう話ではなくて。
「ファストフードに味なんて求めてません。
手軽さと値段で選んでるんで。」
というスタンスでファストフードを選ぶのは、
(そんな雑な選択を自分に与える)自分にも
(そんな雑な時間を過ごさせる)相手にも
そして、提供しているサービスを、
自ら選んでおきながら選り好みする姿勢は、
お店に対しても失礼だ。
もちろん高級な味を求めるのも違ってて、
その時に過ごしたい相手とその関係性の中で、
その時に適切なサービスを、技術という点を
含めて選ぶのは大事だと思う。
(その技術においては、価格とのバランスが
大いに参考になると思う)
同じように、上等で高級なサービスのお店を
「高いから、満足させてくれるだろう」
という視点で選ぶのも、同じように失礼で。

そう、謙虚さというのがとても大事。

その上で、
それら全てを調和させるという選択を求める。
それは自分の意識の上で、
形あるものとないもの
自分と相手
言葉にすることと言葉にしないこと
話すことと聞くこと
そんな、間にあるたくさんの事がちょうど、
50と50になるのではないかと思うんです。
数値じゃなく、イメージとして。
一番しっくりくるバランスの、点。

自分はこうしたいけれど相手がある、とか、
大変だけど楽しい事もあるとか、
楽しいけど人間関係が大変だとか、
やりたいけれどお金がないとか、
子どもの希望と自分の希望とか、
人はいつも、そんな矛盾の中にいて、
それを「どうしようもない事」として、
半ば諦めて受け入れていたり、
何とかしようとして、頑張ったり拗れたり。
あるいは、見ないことにして雑に扱ったり、
どっちかを妥協したり我慢したり。
そういう風に二択になりがちなんだけど。

でも、場所や人に意識を向けるのではなく、
その間にある空気をデザインする事で、
自由に関係性を作る事ができる、と考えれば、
あの人だからうまくいかないとか、この場所
だから仕方ない、という受け身にはならず、
こっちを選んだらこっちは成り立たない
という二択にもならず、
自分が主体的にデザインすれば、その時に、
もう1つの「調和させる」という選択肢が
生まれるのだと思います。

そういうことを意識だけでやるよりも、
物を作ったり、言葉を共有したり、という
皆で一緒にできることを通じてできれば、
見えるものと見えないもののバランスが取れ
体感として得るものがあるかな、と思う。
そういう取り組みもやってみたいです。

彼ともそういう話を長く電話でしていて
今まであんまりその視点での講座とか
ワークショップってないから良いと思うし、
でも今までなかったってことは、現時点では、
かんたんに形にしにくい、あるいはそういう
発想や視点が新しいものだと思うから、
わかりやすくして、伝えていく意味が
もしかしたらあるのかもしれないね
という話になりました。

そんなことを考えつつも、私だっていつも
50と50でいるなんて事はなくて。
相手にカチンときたり、ちょっと後悔したり
バランス崩れてるなって自覚はあります。
昨日もそんな事がいくつかあったし。
でもそれを、気づいては細かく調整している。
そこを諦めないというか。

そういうのが「丁寧」って事なんだと思う。


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by 4cubes | 2018-02-10 16:11 | 潜在意識 | Comments(0)

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